女性の薄毛原因

日本人女性の10人に一人は何らかの形で薄毛に悩んでいると言われ、全国で600万人ほどいるとされています。
主な原因として一般的に言われるのが食生活の乱れ、睡眠不足、ストレス、加齢からのホルモンのバランスが変わることなどです。
他に、出産後、ピルの服用中止、シャンプー剤の変更、染毛やパーマ後、ポニーテールなど髪を引っ張るヘアスタイル、ナイロンブラシの静電気、癖で髪を抜く、タバコによる血行不良などさまざまな原因が挙げられます。

男性の脱毛の仕方と違い、女性の場合は、額の生え際や頭頂部が集中的にハゲるのではなく、全体的にに間引かれるように薄くなり、細毛化する「びまん性脱毛症」の症状を呈します。そのため非常にわかりにくく、抜け毛の本数が増えたようだ、分け目が広くなった、頭皮が透けるようになったなど気にする人が年々増加傾向にあります。

女性の場合も、卵巣や副腎から男性ホルモンに変化するタイプのホルモンが、男性の20分の1ぐらいの量が分泌されています。このホルモンと5α-リダクターゼ還元酵素により、早い人では20代から薄毛、細毛になってきます。

女性は頭髪がまばらになり、ゆっくりとした薄毛の進行をたどりますが、さらに卵巣機能が低下したり、更年期を過ぎると頭皮が透けて見えるぐらいまで薄くなってくることがあります。

女性の場合も遺伝的要素があると薄くなり、いわゆる「女性の男性型脱毛症」と呼ばれることもあります。しかし脱毛の進行速度が男性よりもゆっくりであることや、男性ホルモンの関与が少ない男性型というのに異議を唱える人もいるので、男性型脱毛症と加齢に伴うびまん性脱毛症を含めて「女性型脱毛症」と呼ばれるようになってきてます。

女性の場合は脱毛エリアに限らず、一つの毛穴から数本生えてた毛のうちの何本かに軟毛や細毛が起こったり、休止期に入って抜けた毛がなかなか発毛してこなくなり、頭髪全体の密度が低くなって頭皮が透けるようになってきます。

女性型脱毛症の原因はいろいろ考えられるものの、はっきりとした原因はいまだ不明です。
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